会長挨拶

第8回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会関東支部学術集会
会長 田邉 信宏
千葉県済生会習志野病院
副院長・肺高血圧症センター長・患者支援センター長
千葉大学大学院医学研究院呼吸器内科学 特任教授

開催にあたって

このたび、2023年5月27日に、第8回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会関東支部学術集会を、両国「KFC Hall & Rooms」で開催させていただくことになりました。

テーマは、『チームで繋ぐ呼吸ケア・リハビリテーション~withコロナ時代で深まった絆~』とさせていただきました。2019年末から始まったコロナ禍も4年におよび、コロナ病棟で十分な呼吸ケアやリハビリテーションが提供できない、外来リハビリテーションの中止、集団での実地指導の中止と私たちにとって大変厳しい状況が続きました。一方、コロナ患者における挿管下のみならず非挿管下での腹臥位療法の有用性の報告や、リハビリテーションの工夫が試みられ、短時間での効率的な教育、アプリを利用したセルフマネジメントの普及、オンラインでの教育指導、会員同士の勉強、実技講習会等も開催されるようになりました。呼吸ケア・リハビリテーションにおいては、チーム医療が重要なことは言うまでもありませんが、お互いに集まれないことで、その絆が増したとも言えます。

本支部学術集会は、2019年以来の現地開催で、ハンズオンコーナーも予定しています。

午前中には、実技講習会も開催予定です(人数制限あり)。感染対策を十分に講じつつ、参加された皆様の情報交換、絆を深める場になれば幸いです。

今回、関東支部学術集会としては、はじめて、『優秀演題賞』を表彰することにいたしました。是非多くの皆様の演題登録、ご参加をお待しております。よろしくお願い申し上げます。